日揮・元社員の男性「日本政府は日揮よりもアルジェリアの情報に乏しく、有事に当てにならない」
「日本政府は頼りない」。アルジェリアで勤務したことのある日揮の元社員の男性は本音を口にした。この元社員は長くアルジェリアに関わり、中北部ハシメサウドなどでプラントの維持管理などの業務に従事した。当時もイスラム原理主義者の活動が激しく、現場はアルジェリア軍が警備。日揮社員のセキュリティー担当者が常に軍と連絡を取り合っていたという。
「米英仏政府は紛争地域の厳しさを知り、事件が起きた時の交渉力もあって信頼できた。日本政府は日揮よりもアルジェリアの情報に乏しく、有事に当てにならない」。社員を含む人質多数が犠牲になったとみられる状況への無念さも手伝い、厳しい言葉を口にした。日揮は社長、会長が直轄するセキュリティー対策室を設けて、国別の情報を分析。社内に周知している。
う〜む、そもそも日揮の方は政府に対して、どのように当てにしていたのだろう?
まあ、社員を無事に解放してもらいたかったということなんだろうけど、
それだって米英仏政府の交渉を持ってしても、適わなかったことなんじゃないのかなぁ。
関係国首脳達それぞれがアルジェリアの首相と交渉せども
すぐさま軍事行動を起こされたわけだしねぇ。
そういった経緯があるにも関わらず
日本政府だけ批判するのもどうなのかなと思ってしまう。
ちなみに、現在は以下のような状況だそうです。
遺体は日揮の日本人社員7人と判明
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130122/k10014958261000.html
菅官房長官は21日夜、記者会見し、アルジェリアで起きたイスラム武装勢力による人質事件について、安否が確認されていない日本人10人のうち、7人の死亡を確認したことを明らかにしたうえで、残る3人の安否の確認に全力を尽くす考えを示しました。